職員数 | 2020年4月 |
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看護師 | 456名 |
保健師 | 28名 |
助産師 | 26名 |
准看護師 | 29名 |
看護補助者 | 45名 |
介護福祉士 | 22名 |
看護職男性比率 | 10.20% |
平均年齢 | 35.8歳 |
離職率 | 8.0%(常勤・2019年度)・新人 8.8%(3名) |
認定看護管理者数 | 2名 |
専門看護師数 |
1名 慢性疾患看護 1名 |
認定看護師数 |
17名 皮膚・排泄ケア(2名)、感染管理(2名)、糖尿病看護、がん性疼痛看護、透析看護、摂食・嚥下障害看護、脳卒中リハビリテーション看護(2名)、重症集中ケア(2名)、乳がん看護、慢性心不全看護(2名)、認知症看護、 がん化学療法看護(認定試験まち) |
看護提供システム | 固定チーム継続受け持ち制 |
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看護師配置数 | 7対1 |
看護単位 | 18単位(病棟13単位・その他5単位) |
勤務体制 | 2交代制 |
病床数 | 452 |
西3階病棟は、32床の急性期病棟です。主に循環器疾患である狭心症、心筋梗塞などの虚血性心疾患や不整脈、心不全、下肢動脈塞栓などの患者さん、肺炎、重症COPDなど呼吸器疾患の患者さんも多く入院されます。カテーテル検査・治療における看護、またICUから転床される重症患者さんを受け入れる事が多く、緊迫感のある場面もありますが、優しく、向学心があり、たくましいスタッフが揃っています。
病棟での看護のやりがいは、薬剤師、栄養士、リハビリなど多職種間で一人ひとりの患者さんの情報交換をして指導~退院へと繋げていけることや心臓リハビリテーションなどで少しずつ良くなっていく患者さんを支援していけるところです。退院後も患者さんがセルフコントロールできるように専門性の高い知識、技術を目指し看護ケアの提供をしています。
南3階病棟は、主に一般内科、消化器科、呼吸器科、循環器科、心臓血管外科等の患者さんが入院される31床の急性期病棟です。
重症肺炎や脱水、心不全など内科疾患で専門的治療が必要とされる患者さんが多く入院されています。複数の慢性疾患を同時に持っている高齢の患者さんも多く、入院時から多職種と連携して社会復帰・再発予防・快適な生活が送れるようそれぞれの専門性を発揮しています。
南4階病棟は、小児科・産婦人科を主としていますが、眼科・皮膚科・口腔外科など37床の混合病棟です。
小児科は、かわいい子どもたちに日々癒されています。季節の行事を取り入れたり、採血など検査を受ける子どもたちにはプレパレーションを行い、子どもたちが持っている力・頑張りを発揮し、入院生活を肯定的に捉えられるように関わっています。
婦人科は、月に30件程手術があります。安全に手術が受け、スムーズに日常生活に戻れるように支援しています。また、悪性腫瘍の患者さんの化学療法や放射線治療・緩和ケアなどもあります。受け持ち制の継続的なかかわりの中で、患者さんにより沿った個別性のある看護を目指しています。
産科は月に20~30件の分娩があり、安全でその人らしいお産を目指して関わっています。産後は母児同室・母乳育児の指導に力を注いでいます。また、出産に関わった助産師が退院後1週間くらいに電話訪問で母児の様子を確認しています。現在、院内に4名のアドバンス助産師が在籍しており、アドバンス助産師が中心となり助産師外来では妊婦健診、産後の母乳外来を行っており、切れ目ない支援を目指しています。
スタッフは自分が経験したことをもとに病棟での勉強会を積極的に行い、経験を共有しながら学びを深め、看護の質の向上に努めています。
西5階病棟は主に消化器外科手術目的の患者さんが入院される31床の病棟です。
2018年度の消化器外科手術件数は559件あり、主に胃がん、大腸がん、肝臓腫瘍、膵臓がん、虫垂炎、胆石胆嚢炎、などです。甲状腺腫瘍、鼠径ヘルニアの手術も行っています。
2019年度からはロボット支援下手術(ダヴィンチ)も行われるようになりました。
予定手術以外に消化管穿孔などの緊急手術も多数受け入れています。近年は、高齢者の手術も多くなり、せん妄や認知症の発生、悪化を予防するためにも早期離床、早期リハビリテーション、早期退院を目指しています。
手術以外では化学療法、がんターミナル期の患者さんも入院するため、緩和ケアにも力を入れています。
ストーマ造設する患者さんも年間50例ほどあり、皮膚排泄ケア認定看護師を中心に、セルフケア指導はもちろん年齢や家族背景などを考慮して必要に応じ、退院前後訪問など積極的に介入しています。多忙な病棟ですが手術を受ける患者さんはもちろん、患者さんやそのご家族が病気の治療とともにさまざまな不安が少しでも解消され、安心して退院後の生活が送れるようスタッフ一同心を込めて看護を行っています。
南5階病棟は31床の病棟で、主に泌尿器科、乳腺外科、形成外科を担当しています。
泌尿器科ではロボット支援下手術(ダヴィンチ)やレーザー治療を受ける患者さんの看護を、クリティカルパスに沿って実施しています。乳腺外科では乳房切除や乳房温存手術などの手術に、他の治療法を組み合わせた総合的治療の看護を行っています。形成外科では、自分の体の一部(自家組織)を使用する方法と、人工物を使用する方法による乳房再建術を受ける方の看護をしています。対象者はがん患者さんが多いため、手術療法、放射線療法、化学療法や緩和ケアなど、最新治療を受ける患者さんの看護に、幅広い知識と技術が求められています。そのため、研修会や学習会で知識・技術の向上を目指すと共に、多くの専門職と協力し合い、1人1人の患者さんに合った看護が提供できるよう日々、頑張っています。
西6階病棟は、32床あり、主に脳神経外科の患者さんが入院しています。南6階病棟は、31床で、主に脳神経外科の患者さんが入院していますが。2018年の歯科・口腔外科開設から歯科・口腔外科の患者さんも入院されています。
脳神経疾患は、発症後早期のリハビリテーション開始が後遺症の改善に繋がることから、病棟内でのリハビリテーションを積極的に行っています。病室内でのリハビリテーションの他、デイルームを理学療法・作業療法、言語訓練の場として、廊下は歩行訓練・平行棒訓練の場として活用し、患者さんや家族、看護師がいつでも参加し共有できる場所として活用しています。患者さんも生活の中で自然にリハビリテーションに参加する環境になっています。10年以上前からNICD(脳卒中・廃用症候群患者の生活行動回復看護)に取り組み、急性期から患者さんの生活行動の回復を目指して介入しています。
東3階病棟は、主に消化器内科の患者さんが入院されている40床の病棟です。
消化器系疾患で吐血、下血等で緊急入院される方、内視鏡治療や血管内治療、検査目的で入院される患者さんが多いですが、定期的な抗がん剤治療や放射線治療を受けられる患者さんも入院されます。行われる検査・治療としてはERCP・EUS・EST・ENBD・PTGBD・EVL・RFA TACE等です。患者さんがより安全・安楽に治療が受けられるよう常に心がけています。
他院からの紹介によりPEG造設目的で入院される方もあります。がんのターミナル期の方で対症療法として腹水還元や痛みのコントロール目的で入院してこられる方もあります。がんで入院される患者さんに関しては、患者さんや家族の希望や時期を見て緩和ケアチーム(医師、薬剤師、認定看護師、栄養士等)に介入してもらい、専門的な立場からその人の抱える問題に焦点を当て対応できるように努めています。
退院支援に関しては、早朝から院内のMSWと協働し患者さん・家族の意向を確認しながらすすめており、あらゆる病期の患者さんに関して温かみのあるケア、生活に視点をおいたケアの実践をめざしています。働きやすい職場で、明るく、やりがいを持って看護ができるよう互いを思いやり協力し合う職場環境をスタッフ全員でつくりあげています。
中2階病棟は、38床の病棟で、主に内分泌代謝科(糖尿病、甲状腺疾患など)、腎臓内科(ネフローゼ症候群、腎炎など)の患者さんが入院しています。糖尿病の教育入院や透析導入の患者さんも多く、患者さんの精神面での支援も考慮した関わりを行っています。内分泌疾患も腎臓疾患も慢性疾患の旧姓増悪の状態で入院される場合が多く、退院してからも自己管理が必要です。入院中から退院後の生活を見据えて、自己管理ができるように、全力でサポートしています。
中棟3階病棟は47床あり、主に整形外科、耳鼻咽喉科疾患の患者さんが入院しています。
両科ともに緊急入院と予定入院の患者さんがおり、ほとんどの患者さんが手術を要します。
病棟では手術のない日は殆どなく、年間800件近くの手術患者を看ています。
整形外科患者、耳鼻咽喉科患者共に元気になって退院をされる患者さんが多く、看護師は日常生活の援助をはじめ、疼痛コントロールの援助、リハビリの援助を行い、1日でも早く安全で安心した日常生活が送れるよう援助を行っています。また、受傷によって機能低下を起こされてしまった患者さんにおいては、福祉サービスの調整をMSWや患者さん・家族と共に考え安心して退院できるような援助も行っています。
当科は常に患者さんの目線に立った看護を提供しています。明るく、やりがいを持って働ける職場です。
北3階病棟は、42床の回復期リハビリテーション病棟です。
“地域での自立した生活”を想定し、『できる』ことが『している』ことになるように、生活そのものがリハビリテーションであると捉え、医師・看護師・介護職・リハビリスタッフ・ソーシャルワーカーが連携して生活リハビリを積極的に行っています。
ICUは10床あります。1か月で約100名の患者さんが入退室されます。
最近は、人工呼吸器を装着した患者さんや、さまざまな治療を併用して行う患者さんが多くなっています。入室する患者さんは重症であるだけでなく、突然の疾病やケガで緊急入院される場合も多く、患者さんだけでなくご家族にもできる限りの配慮を心がけています。
現在は、肺炎の患者さんへ理学療法を実践し治癒へ導いた体験を基に、呼吸器ケアの充実を目指し頑張っています。
中部療護センターは交通事故による脳損傷の遷延性意識障害患者さんに対し、意識回復を目的に看護を行っています。病床数は50床。患者さんの入院期間は、約3年間です。患者さんの残存機能を評価して患者さんの状態にあった温浴・バランスボール・プールなどさまざまな刺激を与え、意識回復を目指す看護ケアを提供しています。病室はワンフロアとなっており、明るく1日の変化を感じて生活が出来る環境となっています。
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手術室では年間3500件を超える手術を行っています。手術室スタッフは29名、手術を行う部屋の数は7部屋あり、最先端の医療機器を導入しダヴィンチ手術や心臓血管外科手術など様々な手術を行っています。患者さんが安全に安心して手術を受けられるよう、専門性の高い看護を実践し、他職種と連携した質の良いチーム医療の提供を目指し頑張っています。 入院前から患者さんと関わり、患者さんが安心して手術に臨めるように支援しています。
中央材料室では、手術機器は元より、院内で使用する機材の洗浄、滅菌業務を行っています。その他にもメッセンジャー業務、廃棄物運搬業務、洗濯業務等も行っています。患者さんと直接かかわる事はありませんが、質の高い滅菌機能を維持し、現場のスタッフが安心して使用できる機器・機材等を提供できるように努めています。
中央検査室は院内の殆どの検査・治療を担っている外来部門です。
不安を抱えている状態の患者さんに安心して、また安全・安楽に検査・治療を受けて頂く事が使命だと思っています。他職種のスタッフと協働して、患者さんの気持ちに寄り添った援助・介助をしていきたいと努力しています。
当院では、昨年よりPFMの導入を始め、地域連携課の入退院支援看護師が外来受診時からクリニカルパスを用いて入院・手術などの説明、病歴の聴取などを行っています。それにより、早期から生活上の問題に介入できることがあり、病棟、地域へつなぐ看護をスタッフがより意識できるようになっています。また、平均在院日数が12~13日前後と短縮し、医療依存度の高い患者さんが自宅や地域へ戻ることが多くなっています。皮膚排泄ケア認定看護師や糖尿病認定看護師を初めとする12名の認定看護師の指導、協力を受けながら、外来でも患者さんやご家族をあらゆる面からサポートし、少しでも自宅や地域での生活が継続できるよう努めています。
入退院支援センターでは、入退院サポートナースが患者さんの入院時から退院後の療養生活、療養環境まで見据えた支援を行っています。
退院後の生活に必要な介護保険の事や療養場所への移行など、患者さんやご家族の意向を聞かせていただき医療相談員と共に支援させていただきます。
療養上の心配事がありましたらお気軽にご相談ください。
腎センターは、腎機能が廃絶した患者さんに対して、腎代替(透析)療法をおこなう部署です。41床あります。全国で約335,000名の患者さんが透析を行っています。当院でも毎年40名前後の方が透析療法を始めており、常時約110名の方が当院で透析療法を受けています。近年は、糖尿病から透析にいたる患者さんが増加してきています。透析患者さんは、セルフケアも重要です。来院の度に日常生活について話を聞き、様々なアドバイスを行っています。併せて足病変のチェックを行い、必要に応じてフットケアも行っています。その甲斐あって、重篤な足病変を発症する患者さんが激減しました。患者さんの高齢化や認知症も問題となっていますが、患者さんが安楽に安心して治療を受けられるよう、精一杯取り組んでいます。
健康管理センターは、主に人間ドック・健康診断を行っています。労働基準法で定められた定期検診をはじめ様々な健診を行っています。
がん総合コース、心臓血管ドック、脳ドックなどの様々な特殊検査、エルマンモなど最先端の機器を用いた検査も行っており、地元の方から遠方の方までお越し頂いています。
健診を受けられた後のサポートとして、保健師の健康相談にも力を入れ行っています。
その他、循環器科医師と協力して、禁煙外来も行っています。
幅広い年齢層の受診者の疾病予防・健康増進を手助けできるよう関わっています。
≫健康管理センターのサイトはこちら