
木沢記念病院新型コロナウイルス感染症患者の発生状況と対応(第1報)
2021年2月2日に木沢記念病院において新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の患者の発生が確認され、その後、当院の入院患者と職員から複数のCOVID-19患者が確認されました。現時点における患者発生状況と現在までの対応についてお知らせいたします。
患者発生状況
2021年2 月2日に病棟勤務の看護師2名よりCOVID-19陽性者が確認されました。それ以降、入院患者と職員を対象として延べ5,600回以上のCOVID-19の検査を繰り返してまいりました。今までに患者83名、職員85名の陽性者を確認しています。
感染経路、拡大経路
厚生労働省クラスター対策班と保健所がCOVID-19陽性者からの聞き取り調査を実施し、感染経路、拡大経路について解析を行っており現時点では確定していません。
岐阜県健康福祉部、可茂保健所の指導と協力、岐阜県院内感染対策協議会から派遣された専門家の支援、厚生労働省クラスター対策班から派遣された国立感染症研究所の専門家の支援を受け、現在下記の対応を行っております。
・院内対策本部設置
・職員と患者の有症状者の早期探知と検査
・職員と患者の定期的な検査
・陽性患者のコロナ病棟への収容又は院外搬送
・濃厚接触者の早期同定、健康観察、検査
・職員の感染管理強化
・院内環境整備の徹底
・予約再診患者以外の外来患者の受け入れ中止
今後について
・現在、院内ではなお散発的にCOVID-19陽性者の発生が見られます。引き続き、感染防止対策に対する院内の環境整備と全ての職員の徹底的な感染防止策の実施による感染管理を行います。
・今後の病院機能の再開については、岐阜県健康福祉部および保健所との協議を行って進めていきます。
以上、COVID-19の院内発生約2週間後の現状を報告いたします。各方面にご心配とご不便をおかけし申し訳ございません。早期の病院機能の再開に向けて全職員、今後も誠意努力してまいります。引き続きのご支援をお願いいたします。