病院長ごあいさつ|木沢記念病院

病院の紹介

※木沢記念病院は、今は名前が変わって「中部国際医療センター」になっています。

病院長ごあいさつ

木沢記念病院は1913年に開設されて以来、100年以上の歴史を持ち、その間、常に新しい医療を取り入れ、地域医療の充実に努めてきました。過去において、47の診療科と13のセンターを有し、全科診療科に渡る幅広い一般診療と共に、より専門性の高い特殊な診療にも対応していました。

さらに、地域医療支援病院として、病病・病診連携により地域完結型の医療圏を構築し、この地域における医療の中核的な役割を果たしていました。

特に、病院基本理念である「病める人の立場に立った医療、地域から求められる新しい医療サービスの提供」に沿って、山田實紘理事長と北島康雄前病院長により、診断と治療のための最新の医療装置が積極的に導入されていました。

例えば、鼓動する心臓をズレ無く鮮明に写し出すことのできる320列CT、脳血流の状態、心筋梗塞範囲、がんの骨転移などを明瞭な断層画像で捉えることのできるSPECT-CTなどの診断のための装置や、患部のみに的確に放射線照射ができて治療効果を高めると同時に放射線による副作用を軽減できる強度変調放射線治療が可能なトモセラピー、3Dの立体画像で繊細な手術操作ができる内視鏡下手術支援ロボットであるダ・ヴィンチなどの治療のための装置が岐阜県下で最初に導入され稼働していました。

同時に、これらの最新の装置を扱い、高度の専門的診療を実施するにあたり、実施者には院内に独自の病院診療資格認定制度を設け、最新の医療装置の機能を最大限に発揮させることにより、より質の高い診療が実現するように努めていました。

また、2017年には県下初となるがんゲノム診断・治療センターが設置され、個々のがん患者さんの治療に有効な抗がん剤の選択に役立つ遺伝子解析が可能となっていました。一方で、「ホスピタリティー」の面では、患者さんにとって木沢記念病院での診療が、患者さん本意で、快適な癒しのある環境で提供されるように設備だけでなくスタッフ全員が努めていました。

今後も、これまで通り、この地域における医療の中核的な役割を果たし、新たな地域の医療ニーズにも迅速に対応していく所存でした。そして、この地域の方々の生命と健康を守るためにより一層の努力を重ねていく予定でしたので、引き続きのご支援のほど宜しくお願いいたしました。

社会医療法人厚生会 木沢記念病院
病院長 出口 隆